20201114_正義こそ人を虐げる。

 

 人類が行ってきた戦争や迫害の最大の反省点は、「悪徳が人を虐げるのではなく、正義こそが人を虐げる」ということなのではないかと思います。もちろん、より正確には「それを人類の普遍的な正義だと信じ・行い・強いること」だと言う方が良いと思いますが…。

 

 例えばヒトラーもスターリンも東條英機も…彼らはいずれもそも時代の・民族の・国家の「正義」を担って登場したはずであり、だからこそ多くの国民や民衆はそれを圧倒的に・熱烈に支持したのです。

 

 「知らなかった」「だまされた」という言い訳では済まない。それこそ「嘘」だと思います。「無責任」すぎます。それを「正義」の剣として振りかざし、何百万・何千万人ものひとたちを虐げたのは、実は自分達自身ではなかったのか…。

 

 だからといって自分自身にではなく、自分以外の国民に向かって「一億総懺悔」を為政者が言うのは、それはそれでまた「責任」の転嫁でしかなく、「正義」の押し付けでしかなく、新たな「虐待」を生む予兆でしかないでしょう。

 

・善い行いは必ずしも良い結果を生むとはかぎらない。

・悪事なおもて反省すべし、ましていわんや善行をや。