20151209_論理より感情(IQよりEQ)

 

1.EQが高ければ高いほど、IQの高さはますます有効に発揮される

 

 EQが高ければ高いほど、IQの高さはますます有効に発揮されることでしょう。特に組織的協働を通じて仕事をする上で、EQの向上は必須です。ここで言うEQ(情動的能力)とは、以下のとおりです。(ダニエル・ゴールマン著、土屋京子訳、「EQ~こころの知能指数」、講談社)

 

 ① 自分自身の情動を知ることができる。

 ② 感情を制御することができる。

 ③ 自分を動機付けることができる。

 ④ 他人の感情を認識することができる。

 ⑤ 人間関係を上手く処理することができる。

 

2.相手の感情へのImaginationとConsiderationを十分に働かせるなら・・・

 

 人事の目から見ても「人間とは感情的な動物だ」とつくづく思います。自分自身の中から湧き起る感情を認識し、これを上手く処理し、相手の感情へのImaginationとConsiderationを十分に働かせるなら、人間関係は上手く行くでしょう。

 

 家族や友人との関係とは違い、組織や企業の実務の世界では「論理的であること」したがって「IQが高いこと」が尊重され、優遇されるのだと思いますが、実務の世界でも同時に「EQが高いこと」が仕事の成否に大きく影響します。

 

3.いくらIQが高くても、同時にEQが高くなければ仕事の成果は限られる。

 

 どんな仕事でも「相手のいない」仕事は無く、「自分ひとりでやる」仕事は限られ「人と組織を通じて」あげる成果こそ本当の成果です。その意味でいくらIQが高くても、同時にEQが高くなければ成果は限られます。

 

 上司として部下と話をしていると、時々その論理性の欠如に唖然とし、論理的にたみかけるような指導をしてしまい、結果的に自分の感情を優先し、部下の感情を損ない、部下の成長の意欲を削いでしまう結果になりがちなのは要注意です。