20170312_カルロス・ゴーン氏に学ぶこと~「結果」を出すことが「信用」の条件~

 

1.「結果」を出すこと(=「実」があること)が「信用」の条件

 

 ゴーン氏は「結果を出すこと」にたいへん強くコミットする経営者だと思います。また、 高杉晋作が坂本龍馬と決起した時に作った「実があるなら今月今宵、一夜明ければ誰 もくる」 という都々逸があります。

 

 ほかにも「信なくば立たず」「小信忽せにせず」という言葉がありますが、およそ人から信を得ようとするなら、「結果を出すこと」や「実があること」が日常的なビヘイビアとして定着していなければならないように思います。

 

 筆者は、新人には「挨拶・礼儀・返事」が基本だと言います。「報告・連絡・相談」が大事だとも言います。「ノーレスポンスはNG、必ず何らかの結果で打ち返せ」とも言っています。きわめて初歩的な事項ですが、これらはいずれも「実」だと思います。

 

2.一般論では何も解決しない

 

 カルロス・ゴーン氏は現役の経営者ですから、さすがに評論家のような「一般論」も「べき論」も言いません。「私は〜しました。」「私は〜します。」としか言わず、そこから何を学び、何を行うかは我々次第です。

 

 湯川秀樹氏は「過去を言うように未来を言え」と弟子たちに訓えたそうです。ゴーン氏も「将来の結果にコミットする。」ことをリーダーの条件に挙げています。「〜すべきだ。」でも「〜なるだろう。」でもなく、「私は〜します。」「~になります。」です。

 

 評論家のような「一般論」や「べき論」では何も「解決」しません(「只だ論壇の科におくべし」)。仕事は「評論」でもなく、「作業」でもなく、「解決」なのです。おそらくゴーン氏は、「解決」という「結果」を積み上げてきた人なのだろうと思います。

 

<この稿の参考文献>

「カルロス・ゴーンの経営論」(日産財団)