20170516_組織の経営と国家の経営

 

1.「戦後の歴史」より「昭和の歴史」に学ぶほうが良い

 

 戦後七十余年の歴史に学ぶのも良いのですが、もう少し遡って昭和から九十余年の歴史に学ぶほうが、日本がどのようにして国家をマネジメントをして敗戦に至ったかも分かるので、今の日本・今後の日本を考える上でより有意義だと思います。

 

2.「国家」もマネジメント次第

 

 昭和以来の国の歴史を読むと、極論すれば「国家も(一般の組織や企業と同様に)マネジメント次第」だと思います。たとえば目的や価値をどう定め、それに方向付け、動機付けるか、時々の情勢に応じて何を選ぶか等はマネジメントそのものです。

 

3.「国家」と「組織や企業」の本質的な違い

 

 ただし一般の組織や企業の場合は、参加および脱退の自由の代わりに目的や価値へのコミットメントがより強く求められ、意思決定の原理や過程も国家とは本質的に異なりますが、存外共通点も多い(お互いに学ぶ所が多い)ようにも思います。

 

4.「目的」観や「価値」観をどのように設定するかが大事

 

 昭和以来の中央政権は、官僚、政党、軍部の間で担われ、そのたびに基本的な国家観は別としても、例えば「自由主義か全体主義か」という価値観には大きな変遷があり、そのあたりは組織や企業においても大きな道を誤らないように再点検すべきでしょう。

 

5.困難に直面したときにどのような選択をするかが大事

 

 先進資本主義列強に抗して自国を豊かになるために、戦前の日本は「軍国主義」の途を選択したのですが、昭和の初めを振り返って見ると、そうならずに済んだ局面も多く、やはり「現在は過去の選択の積み重ね」であることは組織や企業にも共通です。