20190413_寄れば悲劇、引けば喜劇

 

1.チャップリンの名言

 

 「人生は、近くから見れば悲劇だが、 遠くから見れば喜劇である。」というチャップリンの名言があるそうです。まさに至言だと思います。自分自身のどんな苦悩も、フォーカスを少し引いて眺めれば実に愛すべき人生の喜劇に見える気がします。

 

 「近くで見れば悪人だが、遠くから見れば善人である。」ようにも思います。さらに一般化すれば、「ものごとは、それ単体でなく、それに関係するものごと全体の中でその関係およびその総体において観る」のでなければそれそのものは見えてこない、とも思います。

 

 「ものごと」を「問題」や「対立」という言葉に置き換えても同じです。「問題」は一歩を引いてその諸原因の関係と総体において観なければ解けず、「対立」も両者の共通的価値が見えるところまで引いて観るとそこに自ずと解けるように思います。

 

2.時空一体で見れば解けない問題はない

 

 一般に、「どのような問題でも、やがては時(とき)が解決する」という言い方がありますが、まさにその時どきに限って見れば解決しようのない問題も、長い時間軸で見ればやがては解決に至るように思います。

 

 見上げればそこにはまさに時空一体の宏大な宇宙空間が広がっています。そこには我々を含む宇宙の過去も未来も見えます。原因も結果も、問題も解決も見える。湯川秀樹博士が「過去を言うように未来を言え」と言った通りです。

 

 再び人間に目を転じれば、例えば人間がお互いに人間らしい生き方をする、少なくともそこを原点に人間の歴史や社会を見るなら、人間どうしのあらゆる問題は必ず解決できる、と筆者は確信します。(その意味で戦争は何ものをも解決しない。)