20190413_寄れば悲劇、引けば喜劇

 

 「人生は、近くで見れば悲劇だが、 遠くから見れば喜劇である。」というチャップリンの名言があるそうです。まさに至言だと思います。自分自身のどんな苦悩も、フォーカスを少し引いて眺めれば実に愛すべき人生の喜劇に見える気がします。

 

 このことは相手に対する見方においても同じで、「近くで見れば悪人だが、遠くから見れば善人である。」ように思います。もっとも「どの程度遠くから(引いて)見るか」によりますが。(殺人や戦争はいくら遠くから(引いて)見ても善には見えない。)

 

 さらに一般化すれば、「ものごとは、それ単体でなく、それに関係するものごと全体の中でその関係およびその総体において観る(近くからだけでなく遠くからも観る)」のでなければそれそのものは見えてこない、とも思います。

 

 「ものごと」を「問題」や「対立」という言葉に置き換えても同じです。「問題」は一歩を引いてその諸原因の関係と総体において観なければ解けず、「対立」も両者の共通的価値が見えるところまで引いて観るとそこに自ずと解けるように思います。