20190521_人を動かすコミュニケーション

 

この稿はテキスト「組織・人事マネジメントのAtoZ」(Communicationの稿)からの引用です。

 

1.人を動かすコミュニケーションの要素

 

① 論理

 相手にとって「論理的」でないことは伝わりません。「1+1=2」という数理や「AならばB」といる論理を逸脱しては伝わりません。「事実」に反することや一般的常識的な経験則」に反することも(意図した欺罔でない限り)相手には伝わりません。

 

② 感情

 相手の「感情」への理解や共感や配慮なくしては伝わりません。「喜怒哀楽」や「好悪」や「快不快」の感情もそうですが、マズローを引くまでもなく、「自己保全」や「自己保全」や「自己尊厳」の感情を損ねては相手には伝わりません。

 

③ 信頼

 相手との間に「信頼」関係が無ければ伝わりません。「信頼」とは結局、相手が期待することにどれだけ応じることができるかということです。「この人なら分かってくれる」「この人なら支えてくれる」という「期待感」に応えることです。

 

2.コミュニケーションのレベル

 

 下記はプロのコンサルタント向けのセミナーの資料です。「相談者」を「部下」に置き換えてみて下さい。部下との間の関係がどのレベルにあるかを常に計測し、制御しながら少しづつレベルアップすることをお薦めします。

 

 例えば採用選考におけるコミュニケーション、目標設定や人事評価におけるコミュニケーション、あるいはまた「問題職員」とのコミュニケーションにおいて、マネジメントの成否は相手と間のコミュニケーションのレベル次第です。

  

レベル

コミュニケーション・サポート力

 

相談者との関係性

相談者が振り返りを通し、自ら気付き・自律的に行動できるようサポートする。

 

信頼と感謝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


怒りと失望

推 奨:「未来を大きく変える岐路では必ず相談したい」「ファン」

相談者の能力を見据え、手の届くストレッチ目標を提示しながら共に考えるスタンスで目標達成に導く。

信頼感:「この先も相談していきたい」「重要なパートナー」

相談者の立場、相談の背景や経緯を理解し、課題を整理して優先順位付けて対話する。

「気付かなかった課題を認識できて良かった」「パートナー」

相手の意図を確認し、相手が理解できるような表現で伝える。

 

安心感:「課題についてヒントを得られて良かった。」

一定の知識と見解を基に、相手の話を共感的に聴く

 

話を聞いてもらえた感:「時間があればまた来よう。」

-1

相手の話を鵜呑みにして表面的な受け答えをする。

 

退屈:「来てもしようがなかった。」

 

-2

自分の得意分野に無意識のうちに誘導し、相手が黙ったら一方的に話し続ける。

ウザい:「早く会話を終えたい。」

 

-3

相談の回答に対する納得感がないまま取り組みを強制したり、相手を否定する発言をし、相手に引かれてしまう。

釈然としない:「自分の話を真摯に聞いてほしい。」

 

 

(「コンサルタントスター養成塾」テキストより)