20190912_仕事のアウトプットとアウトカム

 

1.アウトプットとアウトカムの違い

 

 アウトプットは仕事そのものの質や量、アウトカムはその仕事によって生じた結果、という解釈で良いと思います。例えば「良い仕事が必ずしも良い結果を招くとは限らない」と言う場合の「仕事」そのものがアウトプット、それが招いた「結果」がアウトカムです。

 

 例えば医師がどんなに優秀で、高度かつ困難な治療を施したとしても、その結果、患者が元の健康や生活を回復すれば良いが、そうでなく(薬石功なく)不幸な結果(転帰)に終われば、アウトプットはプラスでもアウトカムはマイナスです。

 

2.担当者の仕事と管理職の仕事の違い

 

 担当者の仕事は主に仕事そのものの遂行であり、そのアウトプットがそのままアウトカムになる場合が多いだろうと思います。これに対して管理職の仕事は仕事上の判断や選択であって、アウトプットそのものよりアウトカムに重心があります。

 

 担当者の仕事   アウトプット = アウトカム

 管理職の仕事   アウトプット < アウトカム

 

3.何もしない管理職は最悪のアウトカムを招きかねない。

 

 「何もしない」管理職、つまり、行うべき時に行うべき判断や選択、方向付けや動機付けをしない管理職は、場合によっては組織に最悪のアウトカムを招く場合があると思います。もちろん不適切な判断や選択、方向付けや動機付けを行った場合も同様です。

 

 管理職の仕事は「何もしない」ことでもなく「何でもする」ことでもありません。適時適確な「判断と選択」を行うことであり、それを組織の構成員に「指し示し」「動機付ける」ことであり、最良の「アウトカム」を実現・招来することです。

 

 同じアウトプットでも相手の事情や状況、周囲の事情や状況、およびそれらとの関係によってアウトカムは大きく異なります。アウトプットそのものより、それを取り巻く相手や周囲の事情や状況への配慮と対応が必要です。