20180518_相手目線と自己認識の有無

 

1.組織的協働でいちばん必要なこと。

 

 組織的に協働し、相手や周囲の理解や協力や支援を上手く引き出しながら仕事をする上でいちばん必要なことのひとつは、「相手や周囲の視点や立場から発想して自分の言動や態度を選択する」という「相手目線(相手から見てどうか?)」です。

 

 もうひとつは「自分が選択した言動や態度が相手や周囲にとってどう受け取られるか」「それが組織的に協働し、相手や周囲の理解や協力や支援を引き出すうえでどういう影響を与えるか」という「自己認識(自分はどう見えるか?)」です。

 

 いわゆる「問題職員」の多くは、このふたつの視点(「相手から見てどうか?」「自分はどう見えるか?」)にかける部分があるような気がします。「仕事がうまく行かない人」の多くもこのふたつの視点に欠けるところがないでしょうか?

 

2.例えばその人のメールを見ればすぐ分かる。

 

 その人が上記の視点や考えや習慣を持っているかいないかは、例えばその人が発信する電子メールを見れば明らかです。例えばメール本文に送信先や送信元の表記が無く、誰が誰にに宛てたメールかさえ分からない…

 

 自分では「分かっている」つもりかも知れないが、相手が「分からない」ということが分かっておらず、その配慮もない。前後の脈略も論理の整合も事実の適示も必要な説明もない、添付資料もそのままでは読めないし使えない…。

 

 CC(同報機能)を上手く使って上手く情報共有するという発想も配慮もない。元のメールの引用もなく、何の回答かわからない。そもそもメールへのレスポンスがない。自分の返事の遅れが相手や周囲に無駄や負荷を転嫁することに遠慮がない。

 

3.どうすれば「相手目線」が持て、「自己認識」が高まるのか?

 

 筆者自身もいろいろと試行錯誤してみましたが、やはり「その都度フィードバックをかける」しかないと思います。職場の上司なら部下に対して「相手目線」や「自己認識」に欠ける言動や態度の選択に対して「フィードバックをかける」ことです。

 

 「フィードバックをかける」というのは「注意や指導をする」ことばかりではありません。部下の無配慮な言動や態度が結果として相手や周囲、また何よりも部下自身にとってどういう結果をもたらすかを根気よく説明する以外にありません。

 

 「Face to Face の2way Communication」がそれら(本人と相手や周囲と間、上司と部下の間)の基礎にあることは言うまでもありません。メールの場合は直ぐにはフィードバックがかかりませんが、直接対話なら直ぐにかかっている(はず)です。