20181227_管理職が言ってはいけないこと

 管理職は、リーダーとして、マネジメントとして、その組織の中でいちばんつらい人であるべきです。人によっては旧態依然の「年功序列」や組織内部の「遊泳技術」だけで管理職の地位についた人がいるかも知れませんが、その役割は重大です。

 

<管理職が言ってはいけないこと>

 

1.「知らなかった」「気付かなかった」という言い訳

 

 例えば職場でハラスメントが行われている。誰の支援も受けずに被害者が悩み苦しみ、最悪の結果を「解」として選択したとしたら、当然、管理職は、結果責任を問われます。そんなときに「知らなかった」「気付かなかった」では済みません。

 

2.「私は何度も~と言った」という言い逃れ

 

 「私は(~すべきだと)言った」という言い逃れは聞くに堪えない。管理職は「言うだけ」ではなく「言うなら実現する」(「実行」では必ずしもない、人と組織を通じてあるべき状態を何とかして「実現する」)ことが務めです。

 

3.「忙しいから」という逃げ口上

 

 誰でも時間は1日24時間しかないのですから、「忙しいから」というのは、「その問題は優先順位が低い」もしくは「自分には時間管理および業務処理の能力がない」と言っているのと同じです。

 

4.「検討する」という逃げ口上

 

 「検討する」というのはほぼ「何もしない」という意味だということは官僚答弁例として広く知られるところです。「できる(やる)・できない(やらない)」を明確にして、「できる(やる)」と言ったら万難を排してやり抜くのが責任です。

 

.「責任をとる」という最も無責任な言葉

 

 「責任を全うする」という美辞巧言を安易に口にする人ほど責任ある立場に相応しくない人はいません。多くの部下は、黙々と日々の業務を通じてその責任を果たしています。管理責任を問われて「責任を全うするために現職に留まる」のはただの開き直りです。 

 

6.「あとで言う」という丸投げ

 

 達成すべき目的と実現すべき価値を自ら決断・選択し(Decision)、そのために為すべきことを人と組織に指し示し(Orientation)、それに向けて人と組織を動機付ける(Motivation)ことが管理職の役割です。部下に丸投げしてあとで文句を付けるのは論外です。

 

7.「上の命令だから」という無責任

 

 考えも見識も見通しもなく上の命令を垂れ流すだけの管理職は存在不要です。「命令なら戦争でも殺人でもやるんですか?」です。こんな管理者がいるところでは不正は絶対に無くなりません。

 

8.「~すれば良い」「~すべきだ」という評論家

 

 どこかで中途半端に聞きかじってきたようなもっともらしい一般的抽象的あるべき論を、

見識も経験も実績も無く言うだけの管理職も不要です。企業実務では「評論家」ほど疎んじられる存在はありません。