20180512_自分の手間や負担を惜しまず…

 

1.百円の負担もせずに千円の価値は得られない。

 

 少なくとも経済的な取引の原理から言えば「百円の負担もせずに千円の価値を求める」人はいないはずで、そういう人はやがて正常な取引から排除されるはずです。組織的協働においてもこのことは基本的に同じであるはずです。

 

2.自分の手間や負担を惜しんで相手の理解や協力は得られない。

 

 しかし現実には、仕事もせずに給料が欲しい、計画もせずに実行したい、協力もせずに助けが欲しい…という例が多いように思えます。自分の手間や負担を惜しむばかりで相手から理解や協力を得ようとしても無理です。

 

3.部下に支援も指導もせず部下の協力や成長は得られない。

 

 例えば上司が部下に支援も指導もせず、部下の協力や成長を得ようとしても無理です。リーダーが意思決定も意思疎通もせず、メンバーのベクトル合わせをしようとしても無理です。出資もせずに配当を得ようとしても無理です。

 

4.組織的協働とは「最善のギブから最善のテイクは得る」こと

 

 簡単に言えば「ギブアンドテイク」ということですが、言い換えれば「ギブを惜しんだり怠ったりしていては何ひとつテイクできない」というのが現実です。「組織的協働」とは「自分が最善のギブをして相手から最善のテイクをすること」です。 

 

5.貸した金は忘れても借りた金は忘れるな。

 

 相手からの理解や協力を得ようとするならそれ以上に相手への理解や協力が必要です。

「最小の費用で最大の利益」が経済原則かも知れませんが、「最善のギブで最小のテイク」が人間関係の原理だと心得ておいたほうが良さそうです。

 

 田中角栄氏の母は「貸した金は忘れても借りた金は忘れるな」と彼に教えたそうです。いくら誠実と勤勉を尽くしても世の中からはそれ以上の理解と協力は得られないかも知れないが、その差分は自分の人格になって返ってくるはずです。