20200825_PDCAを毎日廻す

 

1.「PDCA」より「T&PDCA」のほうが良い。

 

 もともとの概念や定義からはやや離れるかも知れませんが、「PDCA」という言葉よりも、実務感覚・現場感覚から言えば、「T&PDCA(Target & Plan-Do-Check-Action)」と言う方が馴染みやすいような気がします。

 

 つまり、ひとつは、「目標が無ければ計画も成り立たない」のですから、「T(目標)」を冒頭に冠すべきこと、つまり、「目標」としてどのような価値や状態や成果を実現するかということを常に「念頭」に置くことです。

 

 また、これも「原語」からは離れてしまうかも知れませんが、「Check」というのは、「目標と実績との差異の測定とその原因の分析と対応の検討」であるべきで、「Action」というのは、それを次の「Plan」や「Do」にフィードバック(反映)することでしょう。

 

2.マネジメントとは「日々のPDCAを廻すこと」と言って良い。

 

 筆者なりの定義で言えば、マネジメントとは「人と組織を通じて仕事をする場合の考え方や処し方」です。「ヒト・モノ・カネなどの経営資源を最適に配分しながら事業の目的や価値を実現すること」でも良いです。

 

 また、「(家庭の主婦のように)あれこれやりくりすること」であり「そこを何とかすること(決して無理を通して道理を見失うという意味ではなく)」という定義でもかまいません。

 

 さらに言い換えるなら、「明確なTを掲げて日々のPDCAを廻すこと」だと言うこともできると思います。そして、その際の、PDCAを廻すサイクルは、短いほど短い方が良いと考えています。

 

3.PDCAのサイクルは、短いほど短い方が良い。

 

 ある企業は「目標管理と言っても、当初掲げた目標が忘れ去られてしまうことが多いので目標管理制度自体を廃止した」そうです。しかし、それは筆者には「組織のマネジメントを放棄した」としか聞こえません。

 

 また、多くの企業では「期末の人事評価だけでは客観的な事実に基づく公平な評価が期待できない」と悩んでいます。しかし、それは筆者には「部下の観察と指導の日常的なPDCAマネジメントサイクルが廻っていない証左」としてしか聞こえません。

 

 上司と部下が「目標」を共有化し、日々の「PDCA」を廻し、日々の記録を残す(日報でも良いし、たったひと言のことばのやり取りでも良い。それさえない日こそ「何もしない」日と評価する。)なら、人事評価の「証拠」資料には困らないはずです。