7_5 PDCA(Plan-Do-Check-Action)とEvaluation(評価)

 「組織が上手くマネジメントされている」ということは、言い換えれば「あらゆる組織的活動がP-D-C-Aマネジメントサイクルにそってマネジメントされている(P-D-C-Aが上手く廻っている)」ということです。

 

 つまり、組織内で行われるあらゆる活動が、①P:明確な目標・計画・方法に基づいて、②D:計画的・効果的・効率的に実行され、③C:計画と実績の差異分析と原因把握が行われ、④A:それが計画や実行に反映されているかということです。

 

① P(Plan)

… 目的と目標を定め、何をどのようにD(Do)するかを決める。何を組織や企業の目的や価値として定めるかが最も重要です。「目標」とは、そうした目的や価値に照らして、現在の「状態」を将来のどのようなあるべき「状態」にするかということです。

 

② D(Do)

… P(Plan)に基づいて実行する。経営資源(いわゆるヒト・モノ・カネ)は有限ですので、組織や企業の目的・価値・目標に向けた日々の活動(Activety)は、経営合理的な計画と規則に基づくものでなければなりません。

 

③ C(Check)

… P(Plan)とD(Do)の差分の原因を見極める。ここで重要なことは「定点観測」です。つまり、何事においても「当初の目的や目標は何であったか(定点)」を忽せにせず、それに対して現状はどうであるかを明確な指標をもって観測しその差を分析・評価することです。

 

④ A(Action)

… C(Check)の結果をP(Plan)やD(Do)にフィードバックする。当初の目的や目標と現状の差異とその原因が明らかになったら、何らかの対策を講じ、新たなP(Plan)やD(Do)に反映させなければなりません。

 

<追記事項>組織の「評価」も個人の「評価」も根本は同じ

 

 「組織」も「個人」も、ともに「評価(Evaluation)」の対象になります。すなわち「組織」の評価とは、「その目的や目標や価値が一定期間内にどのように(またはどの程度)達成されたか(または実現されたか)」ということです。

 

 それとともに、当該「組織」を構成する「個人」の評価とは、「組織の目的や目標や価値の達成(または実現)にどのように(またはどの程度)貢献したか」ということです。人事評価の要素を何におくかにかかわらず、人事評価の根本は、「組織への貢献度」です。