採用で一番大切なこと

 

1.採用こそは最も重要な人事マネジメントのプロセスである。

 

 採用から退職までの人事マネジメントのプロセスの中で、「採用」こそは、最も重要なプロセスです。採用が上手くマネジメントされなければ、あとに続く育成や評価や処遇などのプロセスが上手く行くがなく、「採用ミス」は許されません。

 

<追記事項>ソリューションとしての採用

 

 例えば医師や看護師の定着と確保に悩む病院事業において、医師や看護師の採用はきわめて強力なソリューションとなり得ます。特に採用困難職種を必要とする企業において、採用を強くすることは企業を強くすることに直結します。

 

2.資質適性・能力適性・指向適性・行動適性の四つの適性で選考する。

 

 採用選考では、①資質適性(思考・言動・態度の特徴や傾向)、②能力適性(コミュニケーションなど社会的能力) 、③指向適性(やりたいこと・できること・期待されていることの重なり)、④行動適性(誠実性・主体性・責任感など)の四適性を判定すべきです。

 

3.採用選考プロセスだけで全てを何とかしようとしてはならない。

 

 採用から退職までの人事マネジメントのプロセスの中で、「採用」こそは、最も重要なプロセスであり、中でも採用ミスを防ぐには「採用選考」が最も重要なサブプロセスですが、それだけで(人の採用に関する問題の)全てを何とかしようとしてはなりません。

 

<もくじ>

 こういう採用をしてはいけない

 こういう面接をしてはいけない

 採用だけが全てではない

 

 <追記事項>いわゆる「ローパフォーマー」への対応について

 

 いわゆる「ローパフォーマー」の問題とその対応が話題になることがありますが、「職場の中の困った人たち」の問題とその対応と同様に、それは「退職と解雇」の問題である前に「採用」と「育成」の問題であると、筆者は考えます。

 

 つまりいずれの問題も先ずは企業側の「採用選考の不備」や「育成努力の不足」を問うべきであって、その反省と改善なしに、一足飛びに「退職と解雇」の問題(つまり本人だけの問題)に転嫁することをしてはならないはずです。