能力よりも役割で処遇する

 

1.組織や企業の構成員を、何を基準に、どのように処遇すればいいか?

 

 組織や企業とは、何らかの人間的・社会的な目的を達成し、また価値を実現するための、人間的・社会的な協働体です。ではそうした協働体である組織や企業の中で、個々の構成員を、何を基準に、どのように処遇すればいいのかというのが本稿のテーマです。

 

2.年功や経験に応じて高く・厚く処遇するのも良いが… 

 

 年功や経験や能力や実績や評価に応じて高く・厚く処遇するのも良いでしょうが、本稿では、一定レベル以下は働く人たちの「成長段階」に応じて、一定レベル以上はそのポジションの「役割グレード」に応じて処遇することを提案します。

 

3.功ある人に厚く、徳ある人に高く

 

 「功」というのは「大きな功績や実績をあげた人」という意味です。「徳ある人」というのは「組織的協働性を引き出せる人」という意味です。「功ある人」には「多くの報酬」で、「徳ある人」には「高い職位」で処遇することが良い(組織が治まる)という考えです。

 

<目次> 

 何をもって人を処遇すべきか

 能力主義から役割主義へ

 報酬設計(功に厚く、徳に高く)