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管理職が言うべきでないこと

20231123

 

1.「知らなかった」という言い訳

 

 職場でハラスメントが行われ、誰の支援も受けずに被害者が悩み苦しみ、最悪の結果を「解」として選択したとしたら、当然、管理職は、結果責任を問われます。そんなときに「知らなかった」「気付かなかった」では済みません。

 

2.「私は~と言った」という言い逃れ

 

 「私は(~すべきだと)言った」という言い逃れは聞くに堪えない。管理職は「言うだけ」ではなく「言うなら実現する」(「実行」では必ずしもない、人と組織を通じてあるべき状態を何とかして「実現する」)ことが務めです。

 

3.「忙しい」という逃げ口上

 

 誰でも1日24時間。「忙しいから」というのは、「その問題は優先順位が低い」「自分には時間管理および業務処理の能力がない」と言っているのと同じです。自分の時間も管理できない人に部下の時間を管理できるわけがない。

 

4.「検討する」という逃げ口上

 

 「検討する」というのはほぼ「何もしない」と同義の官僚答弁例です。「できる(やる)・できない(やらない)」を明確にして、「できる(やる)」と言ったら万難を排してやり抜くのが責任です。

 

5.「責任をとる」という無責任

 

 「責任を全うする」を安易に口にする人は責任ある立場に相応しくない。多くの部下は、黙々と日々の業務を通じてその責任を果たしています。管理責任を問われて「責任を全うするために現職に留まる」のはただの開き直りです。 

 

6.「あとで言う」という丸投げ

 

 達成すべき目的と実現すべき価値を自ら決断・選択し、そのために為すべきことを人と組織に指し示し、それに向けて人と組織を動機付けることが管理職の役割です。部下に丸投げしてあとで文句を付けるのは論外です。

 

7.「上の命令だから」という無責任

 

 考えも見識も見通しもなく上の命令を垂れ流すだけの管理職は存在不要です。「命令なら戦争でも殺人でもやるんですか?」です。こんな管理者がいるところでは組織の不正や不祥事は絶対に無くなりません。

 

8.「~すれば良い」「~すべきだ」という評論

 

 どこかで中途半端に聞きかじってきたようなもっともらしい一般的抽象的あるべき論を、見識も経験も実績も無く言うだけの管理職も不要です。企業実務では「評論家」ほど疎んじられる存在はありません。 

 

9.「自らの進退」の言を左右にする

  

 ひとたび「退く」と口にしたら最後、まるで潮が引くように「求心力」を急速に失うのは当然です。だからと言ってひとたび口にした「退く」という言葉を未練がましく左右にする態度は恥ずかしい限りです。

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代表・特定社会保険労務士

河北 隆

〒270-1357

千葉県印西市牧の木戸1-7-4

mail    hrms@grace.ocn.ne.jp

一般企業や医療機関等での人事実務経験と特定社労士としての専門性に基づき、主に医療・福祉・介護分野の人事労務マネジメントを支援しています。

<資格>

特定社会保険労務士

衛生工学衛生管理者

情報処理技術者

医療労務コンサルタント

産業心理カウンセラー

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