20230716 記
端的に言えば「頑張りましたが出来ませんでした」という言い訳は、学校では通用するかもしれませんが実務では通用しないはずです。「出来なかったけど頑張ったからお金を下さい」というのは対使用者には通じても対顧客には通じない。
もっと言えば「頑張りましたが出来ませんでした」という言い訳は、部下や一般職は言えても、上司や管理職は言えないと思います。上司や管理職は、アウトプット(頑張ったかどうか)よりアウトカム(その結果どうなったか)が大事だからです。
単に「結果主義」を言っているのではなく、そのアウトプットの結果、問題や課題が解決されたのかどうか、状況が改善されたのかどうか、アウトカムはどうだったのかが問われるのだと思います。
たとえば国の経済で考えると、GDPというのは典型的なアウトプットですが、その結果、国民がより自由で平和で幸福になったのか、自然や環境はより豊かに美しくなったのか、という問題です。
企業で言えば、事業収益というのが典型的なアウトプットですが、その結果、従業員の働きやすさや働きがいが高まったのか、一緒に働く喜びや、一緒に生きる幸せが高まったのか、ということです。