多くの場合、その人には「悪意(あくい)=それを知ってそうしていること)」はあっても、「害意(がいい)=人を傷つけ・損ねようとする意図)」はないのだと思いますので、先ずは「悪く思わず、悪く言わない」のが基本だと思います。
人にはいろんな事情や心情があり、そこからいろんな反応が生じ、言動や態度や表情や行いとなって表れてくるのでしょうから、その事情や心情を慮ることなく、その言動や態度や表情や行いを責めるべきではないと思います。
例えば部下に仕事を指示して仕事が「止まっている」ように見える場合に、部下が何らかの事情で仕事が出来ずに「困っている」のか、それとも特段の事情もなくただ「怠けている」だけなのかは、本人に確認してみないと分かりません。
同じ「止まっている」という状態を、「困っている」のではないかと気遣いするのと、どうせ「怠けている」のだと決めてかかるのとでは全く違います。同じことなら悪く思わず、悪く言わず、「困っている」のではないかとひと声かけてみるべきでしょう。