hrms-jp  人事労務マネジメント研究会
  • ホーム
  • 人事の七つ道具
  • より良く働くためのAtoZ
  • 人事の悩みごと(コラム)
  • 働き方改革懇談会
  • 給与計算の「裏」マニュアル

一緒に働く人たちへ_Z-theory

筆者が言いたかったこと

 

1.何のために「仕事をする(働く)」のかということ

 

 生きることの目的がより「良く生きる」ことであるのと同様に、仕事をする(働く)ことの目的は、何かの手段であるだけでなく「より良く仕事をする(働く)」ことであるとしか言いようがないと思います。

 

 そもそも人間にとって「労働=仕事をする(働く)」ということは、単に経済的な価値を得るためものではなく、もっと人間的・社会的に豊かな目的(例えば「平和」や「幸福」)を達成し価値を実現するということであるはずです。

 

 そして個々の人間がばらばらに「労働=仕事をする(働く)」のではなく、「組織的・社会的に協働する」ことがその本質であって、そのことを通じてこそ、人間は自身をより人間的・社会的に豊かに成長させていくのでしょう。

 

2.仕事を通じて自分を成長させるということ

 

 職種ごとの専門的ソリューション能力は必要ですが、そのためには、その基礎となる能力、すなわち、いわゆる「IQ」だけではなく、それを横軸とし「EQ(こころの知能指数)」を縦軸とする「SQ(社会的能力)」が必要です。

 

 「SQ(社会的能力)」の中でも「コミュニケーション能力」は仕事を進める上で必須の能力であり、まさに「コミュニケーションの力」は「仕事の力」であり、これに基づく「人間関係の力」もまた「仕事の力」です。

  

 また人事評価で何を評価するかは企業によって異なりますが、「態度・能力・実績」や「行動と成果」が評価されるのが一般的です。「態度」や「行動」の中では「誠実性」や「責任感」や「協調性」や「主体性」が重要です。

 

3.「仕事を通じて自分自身を成長させること」が仕事をする(働く)ということの意味

 

 上記はあらゆる「仕事をする」上での共通的要素です。偶々「人事評価の要素になっていようがいまいが、ひとりの職業人として「当たり前のこと」であり、評価を得るためではなく、より良く(良い)仕事をする上で必要です。 

 

  実務の世界では「教場」や「机上」の理論や知識は、それだけではほとんど全く通用せず、「現場」での実践と検証が必要です。日々現実に生起する諸問題との悪戦苦闘や試行錯誤(理論と実践)の積み重ねこそが「仕事の力」です。

 

 日々の学習を怠らず、日々の思慮を深め、日々の実践を通じて、自分自身を育成ること。「より良く(良い)仕事をする」ための学習・思慮・実践を通じて、自分自身を成長させることが「仕事をする(働く)」ということです。

 

4.仕事をすることを通じて成長段階を経て行く。

 

 仕事を、「指示命令に服して賃金を得る」ための「労務や作業」に貶めてはならず、仕事の「目的」や「相手」、「価値」や「ニーズ」に対する想像力と創造力を高めることが、仕事の質の向上と自分の能力の向上に同時につながります。

 

 仕事の基本は「正確・迅速・丁寧」であり、これが「品質・コスト・納期」につながります。特に「迅速かつプロアクティブ」であることは仕事の「競争力」にもつながります。また、「報・連・相」も仕事の「リテラシー」です。

 

 以上のようにして、自分自身の「仕事をする(働く)」レベルを、「指示命令にって仕事をする」レベル⇒「判断しながら仕事をする」レベル⇒「指導しながら仕事をする」レベルへと段階的に成長させることが初めて可能です。

 

5.自分自身を動機付け、マネジメントするということ

 

 「手段として仕事をする」のではなく、「仕事を通じて目的を達成したり価値を実現したりすること」そのものに動機付けられること、また、「他の誰かに動機付けられる」のではなく、「自ら内発的に動機付けられる」ことが重要です。

 

 また、筆者は「究極の管理は自己管理である」と考えています。筆者が携わってきた「人事マネジメント」もひとつの「管理」ですが、その究極の目的も、結局のところ『自己管理(無管理)』を達成して自らの使命を終えることです。

 

 本書で紹介した「動機付け理論」も「マネジメント」も、やがては「仕事をする(働く)」人々の「当たり前」のこととして実践され、それを通じて我々の組織や社会全体が真の「協働関係」に満たされることを、筆者は希求しています。

 

仕事で一番大切なこと

 

① 自分自身をその仕事に動機付けること

 

 「動機付け」は仕事をする上で何よりも大切だと思います。それは「より多くのお金」や「豊かな暮らし」であっても、自分自身を内心から自主的・自立的に動機付けるものなら良いとは思いますが…。

 

 筆者自身は、「より良い仕事をすること・より良く仕事をすることを通じて、より良く自分を成長させ、より豊かな価値を実現すること」でありたいし、それがより多くの人たちにとっての自主的・自立的に動機付け要因であって欲しいと思います。

 

② 仕事を通じて自分自身を成長させること

 

 かつて筆者の部下は「仕事を通じて自分が成長することが自分にとって最大の動機付けです」と言ってくれましたし、別の部下は「仕事ができるようになるというだけでなく、仕事を通じて人間的にも成長できるようにしたい」と言ってくれました。

 

 「仕事が人を成長させ、人が仕事を成長させる」ような人と仕事の関係をつくること、「組織が人を成長させ、人が組織を成長させる」ような人と組織の関係をつくることが大切な事だと思います。

 

③ 仕事を通じて人間的・社会的な価値を実現すること

 

 仕事を通じて実現される価値は、個人的な価値や経済的な価値に限られないはずです。例えば仕事を通じて「自由」や「平和」や「幸福」という人間的・社会的な普遍的な価値の実現をしようとしている人たちがたくさんいます。

 

 いわゆるGDP至上主義のもとで、た打経済規模や市場規模の拡大にのみ目を奪われていては、自然(=人間も当然その一部)の破壊や、肝心の人間らしさの喪失は泊まりません。

  • 仕事の能力_Ability
  • 仕事の適性_Behavior
  • 言うより伝える_Communication
  • より良い明日_Development
  • 自己育成_Education
  • 誠実と勤勉_Faithful
  • 和顔愛語_Gently Speaking
  • 人間関係力_Human Relation
  • 想像力_Imagination
  • 巧遅より拙速_Just on Time
  • 丁寧で親切な仕事_Kindness
  • 仕事のイロハ_Literacy
  • 仕事への動機付け_Motivation
  • リーダーとは_Noblesse Oblege
  • 目標を持って_Objectives
  • PDCAとQCD_PDCA&QCD
  • 報告・連絡・相談_Report to
  • 仕事は「解決」_Solution
  • 思慮深さ_Thoughtfulness
  • 独自性と協働性_Unique
  • 働く価値_Value
  • こころの健康_Work Life Balance
  • 仕事したくない人_X-theory
  • 仕事したい人_Y-theory
  • 一緒に働く人たちへ_Z-theory

特定社会保険労務士 河北隆事務所

代表 河北 隆

〒270-1357

千葉県印西市牧の木戸1-7-4

hrms-jp 人事労務マネジメント研究会を主宰しています。

一般企業や医療機関等での人事実務経験と特定社労士としての専門性に基づき、主に医療・福祉・介護・サービス事業の人事労務マネジメントを支援しています。

給与計算・社会保険から個別労務問題まで、何なりとお気軽にご相談ください。

<資格>

特定社会保険労務士

衛生工学衛生管理者

情報処理技術者

医療労務コンサルタント

産業心理カウンセラー

概要 | プライバシーポリシー | サイトマップ
All rights reserved by hrms-jp
ログイン ログアウト | 編集
  • ホーム
  • 人事の七つ道具
    • 人事の七つ道具・様式集
    • こういう面接をしてはならない
    • 人と組織が成長するとは
    • 目標管理制度の形骸化
    • 人事評価制度の形骸化
    • 何をもって人を処遇する?
    • 報酬設計
    • モラールマネジメント
    • メンタルヘルスマネジメント
    • パワハラを防ぐ
    • 組織の方向付け
    • 退職のマネジメント
  • より良く働くためのAtoZ
    • 仕事の能力_Ability
    • 仕事の適性_Behavior
    • 言うより伝える_Communication
    • より良い明日_Development
    • 自己育成_Education
    • 誠実と勤勉_Faithful
    • 和顔愛語_Gently Speaking
    • 人間関係力_Human Relation
    • 想像力_Imagination
    • 巧遅より拙速_Just on Time
    • 丁寧で親切な仕事_Kindness
    • 仕事のイロハ_Literacy
    • 仕事への動機付け_Motivation
    • リーダーとは_Noblesse Oblege
    • 目標を持って_Objectives
    • PDCAとQCD_PDCA&QCD
    • 報告・連絡・相談_Report to
    • 仕事は「解決」_Solution
    • 思慮深さ_Thoughtfulness
    • 独自性と協働性_Unique
    • 働く価値_Value
    • こころの健康_Work Life Balance
    • 仕事したくない人_X-theory
    • 仕事したい人_Y-theory
    • 一緒に働く人たちへ_Z-theory
  • 人事の悩みごと(コラム)
    • より本質的な働き方改革とは
    • 人を成長させない職業はない
    • 信頼関係よりも先ず意思疎通
    • コミュニケーションの七つ癖
    • ノーレスポンスの心理と論理
    • メールの使い方は仕事の仕方
    • 相手の脳裡に絵を描くように
    • 聴くだけで解けることがある
    • ものの言い方に人格が現れる
    • 第一感と微表情で分かること
    • 相手の側に習慣をつくりこむ
    • 組織はできることの持ち寄り
    • 組織であるがゆえの悩みごと
    • 職場コミュニティーは幻想か
    • 何もせず何もできない管理職
    • たったひとりが組織を止める
    • 謝らなくて良いから実行せよ
    • 目標管理になじまない人たち
    • 人事評価はそんなに難しいか
    • 人を通じて仕事をする難しさ
    • 人を動機付けることは難しい
    • 仕事は能力よりも習慣の問題
    • コンプレックスは退行反応か
    • 自己肯定は自己成長の障壁か
    • 採用しないほうがいい人たち
    • 利他的な行動が選択できる人
    • 人はなぜ戦うのが好きなのか
    • 違いは決して間違いではない
    • 働く人たちの未熟性と成長度
    • 育てることは信じて待つこと
    • 気付くことは教えられるか?
    • 思っては悩み、書いて苦しむ
    • 商業主義と二次主義を排する
    • 前面に意を、両翼に理と情を
    • 言い訳せず、人のせいにせず
    • 困った人達は困っている人達
    • パワハラをする人とされる人
    • 協調性と協働性の微妙な違い
    • 客観的に合理的な言動の選択
    • 仕事をする上で一番大切な事
    • 誠実で勤勉であることの尊さ
    • 時空一体に観れば全て解ける
    • 人間は天性として知っている
    • 人はこの世に修行に来ただけ
  • 働き方改革懇談会
    • 定年後起業8年間の振り返り
    • 問題職員の問題は問題職場の問題
    • マネジメントから見た給与計算
    • 人事労務が心理学に学んだこと
    • 愛着障害とは
    • 医療機関のダウンサイジング
    • 産業臨床に活かすトラウマケア
    • メンタルヘルスと休復職
    • 最近のパワハラ事例に思うこと
    • 人格適応論を用いたアプローチ
    • 育児介護休業規程の改正案
    • 私の人間観・人事労務観
    • マネープランどうする
    • コンフリクトマネジメント
    • サイバーセキュリティー
    • 事例に学ぶ外国人雇用
    • さあどうする病院経営
    • パワハラから労災認定まで
    • 定年後の働き方改革
    • 新人研修と管理職研修
    • 同一労働同一賃金これから
    • 人事労務カウンセリング
    • 休暇のマネジメント
    • メンタル休復職者のリワーク
    • 自閉症等障害者への社会支援
    • 2040年を見据えた病院経営
    • お金の教育で企業を成長…
    • パワハラ・メンタル・休復職
    • 働き方改革は余計なお世話?
    • 外国人就労者の実態と課題
    • 人事を通じた人の見方見え方
    • メンタル不調者の採用~退職
    • 合理的配慮について
    • 人事労務にカウンセリングを
    • 今さらながらの就業規則
    • 一緒に働く、ということ
    • 医療従事者のメンタルヘルス
    • 業績UPにパワハラ対策
    • 今さら聞けない病院経営
    • 労働法と民事法の接点から
    • 職場の中の困った人たち
    • 看護職・補助職の定着と確保
    • 発達障害的な部下を持ったら
    • 精神疾患の労働災害
    • 医療人としての生き方…
    • 問題職員と解雇問題
    • 医療機関の外国人雇用
    • 働き方にかかわる発達障害
    • 最低賃金と同一賃金
    • 医療従事者のメンタルヘルス
    • 医師の宿日直制の許可を得る
    • 休復職制度の対話的運用
    • パワハラ問題への法的対応
    • 医療機関の健康経営
    • 採用に強い病院になる
    • 病院の目標管理と人事評価
  • 給与計算の「裏」マニュアル
    • 給与計算業務管理のポイント
    • 給与計算の基本的な仕組み
    • 給与制度と給料表
    • 標準報酬改定の困りごと
    • タイムレコーダーと労働時間
    • 汎用賃金台帳のすすめ
    • システムの選び方と使い方
    • 年末調整のしかた
閉じる