Just on Time_巧遅より拙速

1.仕事の基本は「正確・迅速・丁寧」

 

 仕事の基本は「正確・迅速・丁寧」です。「正確」さは仕事の生命であり、「正確」でなければ仕事が成り立ちません。また「迅速」さ(Speedy & Timely)を失しては、いくら「正確」な仕事ももはや役には立ちません。

 

 さらに「丁寧」さは、「親切さ」即ちKindnessと言い換えても良く、仕事の成果が相手にとって少しでも価値の高いものになるように、仕事が自分の手を離れる最後の瞬間まで、相手の視点での配慮や努力や工夫や手間を惜しまないことです。 

 

2.仕事の「正確さ」を担保するしくみ

 

 仕事は何よりも「正確」でなければ意味がありません。自分の仕事の「正確」さに責任を持ち、これを「保証」するためには、自分の仕事の中に「正確」さを担保するしくみや仕掛けや習慣を持たなければなりません。

 

(参考)「正確」さを担保するための仕事上の習慣

 

①分からないことやあいまいなことはそのままにせず、相手に確認したり、自分で調べたりして正しい情報を得ておく。

  

②報告・連絡・相談などのコミュニケーションは、口頭や電話に頼り過ぎず、文書化(by Document)の手間を惜しまず、これをを習慣化する。

 

③数値や文書を扱う仕事では、自分なりの「チェックのしくみ」を考案・工夫し、それを習慣化することが必要です。

 

 例)二重チェック … 例えば数値計算の作業などにおいて、一度だけの作業で済ませず、もう一度やり直して結果の一致を確認する。

 

 例)音読チェック … 例えば文書作成の作業などにおいて、目で追いながらでなく、実際に声に出して読みながら推敲すれば間違いに気づきやすい。

 

 例)交換チェック … 特に重要な(間違いが許容されない)文書などは、「読み合わせ」るなど、他人の目を通してチェックすれば間違いに気づきやすい。

 

3.仕事の「迅速さ」を身に付ける

 

 時々、「来るのが遅い~仕事が遅い~帰るのが遅い~報告が遅い」と、ほとんど全てにおいて「遅いほうにタイミングが合っている」ような人を見かけますが、どこかで一度「速いほうにタイミングを合わせ直しておく」ことResetが必要です。

 

 但し、必ずしもスピードアップが必要なわけではなく、慌てて正確さを失ってしまっては本末転倒ですし、雑や手抜きで丁寧さを失ってしまっては、せっかくの付加価値を損ねてしまうので、正確さと丁寧さを保つ努力や工夫は依然として必要です。

 

 どんな仕事でも「早めに着手し、早めに仕上げ、早めに提出する」ことを習慣化すべきです。指示や依頼を受けた仕事は勿論、相手に何かを依頼するような仕事ほど、「早め早め」にタイミングに合わることを習慣化すべきです。

 

 但し、自分のタイミングばかりを優先して、相手や周囲のタイミングを無視してはなりません。サッカーゲームと同じように、チーム(組織)全体のスピードが速くなるように、タイミングを見てパスをする(仕事を繋ぐ)ことが必要です。

 

 ①AからB、BからC、AからCへ、依頼する仕事ほど「早め、早め」に。

 ②Bは自分のタイミングを優先してCのタイミングを無視してはならない。

 ③自分のスピードとタイミングが遅れると、組織全体のスピードもタイミングを遅らせてしまう。

 

4.仕事の「丁寧さ」が付加価値を生む

 

 仕事にとって「正確」さは生命であり、「正確」さを失しては「迅速」さも「丁寧」さも無意味です。また「巧遅より拙速」という言葉があるように、いくら「丁寧」な仕事でも、期限に遅れたり、時機を逸したりしては無駄になってしまいます。

 

 但し、いくら「迅速」な仕事でも、相手の立場や都合や利便を無視するような粗雑で無配慮な仕事では困ります。「正確」さと「迅速」さの基本の上に、相手の立場や視点での「丁寧」さ「親切」さをどれだけ上乗せできるかが仕事の付加価値です。