20190917改_他者肯定&自己肯定

<追記事項_20190917>

 

 筆者は、「自己否定」にも「他者否定」にも解は無い(「自己否定」しても「他者否定」しても何も解決しない)と最近特に確信するようになりました。つまり、「自己肯定」と「他者肯定」を両立させること以外に、どんな「解決」も無いのだと。

 

 「戦争」では何も解決しない、「闘争」や「競争」でさえ、何の解決にもならない。全ての争いごとは「和解」でしか解決しない。人間と人間の間の問題だけでなく、人間と組織、人間と社会、人間と自然の間の問題であっても。

 

<以下原文>

 

1.自己肯定は人間の本性

 

 マズローの説を待つまでも無く、人間の欲求および動機付け要因の根底には「自己生存」「自己保全」「自己尊厳」、総じて「自己肯定」の欲求が強固に横たわっており、これを自他から否定されることに対して強く反発するものであるように思います。

 

 特に幼少期の育成においては周囲がその子の「自己肯定」感を健全に育てることがきわめて重要であり、成人においても安定においても「自己肯定」感を健全に保つことが精神的な健康の基礎であるように思います。

 

 そしてもちろん、相互の「自己肯定」感を損なわないこと、つまり「他者肯定」と「自己肯定」を同時に保つことこそが、良好な人間関係を保つうえでの最も重要な基礎であることは言うまでもありません。

 

<イメージ>

 ①自己肯定・他者否定  ④自己肯定・他者肯定

 ②自己否定・他者肯定  ③自己否定・他者否定

 

2.「他者肯定&自己肯定」は全ての人間関係の基本

 

 個人間でも上司-部下間でも、労使間でも、国家間でも、「争い(不和)」は相手のそれ(「他者肯定(他者の正しさ)」)を無視・否定して「自己肯定(自己の正しさ)」を押し通そうとするから起きるのです。

 

 そして、凶悪な犯罪の場合でもない限り(たとえそうであったとしても)人間どうしの関係において「正が悪を打ち滅ぼして勝利する」などということは現実にはあり得ず、人間どうしの争いは「和解(互譲して争いを止める)」こと以外には「解決」しません。

 

 つまり、「正義は常に相対的」であり、「共通的な正義」はあり得ても「一方にのみ絶対的な正義」などあり得ない。「他者肯定&自己肯定」以外に人間どうしの「問題」は「解決」しない、と筆者は信じます。

 

* 他者を否定することによっては何も解決しない。

* 他者に不満をぶつけ、他者を攻撃しても何の解決にもならない。

* 他者を否定することによって自己を肯定しようとしてはならない。

* ただし自己を否定しすぎないように気をつけなければならない。

* 他者肯定と自己肯定を同時に実現すること以外に解決はない。