20190521_仕事ができる人、出来ない人_改

 

<06,07を追記しました。20190721>

 

 どんな仕事でも、仕事が出来る人と出来ない人との間には、いくつかの分かれ目があるように思います。そのことは自分が仕事をする立場でなく、人の仕事を通じて財やサービスの提供を受ける立場で考えるとよくわかります。

 

 せっかくの「働き方の改革」も「働くこと(仕事)」そのものの主体性や質や価値を高めるのでなければよりむしろ「働き方の退化」に陥ってしまいます。この機にもういちど自分自身の「働き方(仕事のしかた)」を見直すべきです。

 

□01 その仕事が好きでしている?/嫌々仕事している?

 

 その仕事を「好き」でやっているのと「嫌々」やっているのとでは、根本的な動機付け要因が違います。「好き」でもなく「愛着」もない仕事や企業に興味も責任も持たず、「労務に服して賃金を得る」ことだけを目的に従事・従属するのはやめましょう。

 

02 自分自身を動機付けている?/自分以外から強いられている?

 

 上記と同趣旨ですが「働く」ことそにものに自分自身が内心から動機付けられているか、それとも「賃金」や「生活」のために、または「上司」や「組織」によって自分自身の外側から動機付けられているか、ということです。

 

03 より良い仕事をしようとしている?/今のままで良いと思っている?

 

 一見毎日同じことの繰り返しに見えるような仕事でも、より「正確・迅速・丁寧」に、またより「品質・コスト・納期」を上げようと最後まで手間を惜しまず、謙虚に学習するのとしないのとでは仕事の出来が大きく違います。

 

□04 早め早めに取り組んでいる?/遅れ遅れの習慣になっている?

 

 仕事の早い人はほとんどいつも早く、仕事の遅い人はほとんどいつも遅い。仕事の早い人は段取り・取り掛かり・人への依頼が早く、遅い人は遅い。つまり仕事の早い遅いはスピードの問題ではなくタイミングの問題、仕事の能力でなく習慣の問題です。

 

□05 日頃から仕事の準備が出来ている?/その場その場の付け焼刃?

 

 仕事は「~してから」「~してから」という「積算」式ではなく、「~のためには」「~のためには」という「逆算」式で、計画や設計を明確にすべきです。普段から、仕事の整理や準備や知識や情報収集、道具の手入れや鍛錬をしていますか?

 

06 仕事の正確さをチェックする仕組みや習慣を持っている?/持っていない?

 

 人間の仕事には「ケアレスミス」は付き物です。しかし、「次から気を付けます」では「正確な仕事」は成り立たない。重要なことは「その瞬間に自分のミスに気付く仕組や方法や習慣を持っているかどうか?」です。 

 

07 相手の視点でもうひと手間・ひと工夫している?/していない?

 

 ほとんどの「仕事」には「相手」がある。「相手」のニーズ・事情・都合がある。それを無視して自分の都合だけで「仕事」をしてはいけない。また、仕事をリリースする最後の瞬間まで気を抜かず、手を惜しまず抜かず、相手の視点でもうひと工夫すること。

 

□08 言い訳や人のせいにしない?/不満や言い訳が多い?

 

 仕事そのものや仕事をする条件や環境への不満、仕事に関する人間関係への不満など、仕事をする上での不満は数多いでしょうが、それをそのまま仕事への意欲の低さや出来の悪さの言い訳にしまっていませんか?(自分(たち)で何とかしようとしていますか?)

 

□09 「忙しい」を言い訳にしていない?/「忙しい」が口癖になっている?

 

 「忙しいから」と言うのをその仕事をしない・出来ない言い訳にする人が多いのですが、誰でも1日24時間、1年365日しかなく、あとはその「使いよう」です。また「忙しいから」と言うのは相手に「そんな仕事は優先順位が低い」と言うのと同じです。

 

□10 「分からない」「できません」「指示が無い」とは言わない?/それが口癖?

 

 「分からなければ自分で調べ、人に聴きなさい」「できない言い訳よりできる工夫や努力をしなさい」「指示を待つのでなく自分から提案しなさい」というのは新人への期待レベルであるはずです。

 

11 自分自身をコントロールしている?/コントロール出来ていない?

 

 例えば自分側の「時間」や「都合」です。「感情」や「意欲」です。「健康」や「生活」です。「油断」や「慢心」です。「仕事」を上手く進めるためには、これらを上手くコントロールして仕事や仕事の相手と「調整」することが必要です。

 

12 コミュニケーション良く仕事をしている?/コミュニケーションが上手く行かない?

 

 仕事が上手く行く・行かないはその仕事の上でのコミュニケーション次第です。仕事には必ず「相手」があるのだから、その「相手」とのコミュニケーションの良し悪しは仕事の出来に大きく影響します。「報告・連絡・相談」は仕事の基本です。

 

13 クイックレスポンスしている?/ときどきノーレスポンスになる?

 

 コミュニケーションの基本は「挨拶・礼儀・返事」です。相手が挨拶しているのに無視する人は通常、いません。仕事上の相手からの依頼や質問を(「分からない」「できない」からと言ってそのままに)「放っておく」のはダメです。

 

14 相手が見えている?/自分しか見えていない?

 

 どんな仕事にも「相手」がいて、一緒に仕事をしようとする「仲間」がいるはずです。それらの人たちが何をどんな状況でどう考え、どう感じているか、何を求めているかが「見えて(気付き・感じて・考えて)(配慮し・想像して)」いますか?

 

□15 チームプレイしている?/個人プレーになっている?

 

 組織協働的に仕事をするということは、サッカーのゲームと同じように、チームメイトにとって最適の(inputとなるように)パスを出す(outputする)こと、そのパスをつないで最終的なゴール(組織としてのoutcome)に結び付けることです。

 

16 仕事の目的や価値が見えている?/仕事=作業と割り切っている?

 

 どんな仕事にもそれを通じて達成しようとする「目的」があり、それを通じて実現しようとする「価値」があり、仲間と協働してそれらを達成・実現することに喜びがあるはずです。そうした目的や価値の達成や実現を日々意識していますか?

 

□17「思い」を持って仕事をしている?/していない?

 

 仕事で実現できる価値は、必ずしも定量的価値でも経済的価値でもなく、もっと人間的で社会的な諸価値(例えば「平和」や「自由」や「公平」)でありそれらを実現するために働いている人たちが現にいます。少なくともそういう「思い」を持っていますか?

 

18 仕事の主導権や決定権を持っている?/仕事に服従、常に指示待ち?

 

 仕事ぶりが認めら、その仕事を一任され、「ああしよう」「こうしよう」という主導権や決定権を持つようになればますます主体的に取り組むことができます。仕事は誰かに「決めてもらう」ものではなく「自分で決める」ものです。

 

□19 結果にコミットして(責任をもって)いる?/言われたことをするだけ?

 

 「仕事」は単なる「作業」ではなく、何らかの人間的・社会的な目的を達成したり価値を実現する(=各自が責任を持って(最終的には組織としての)「結果」を出す)ための人間的・社会的な協働であるはずです。

 

□20 PDCAとQCDで仕事をしている?/していない? 

 

 「こうしたい(ありたい)」という「目標」を掲げ、それに向けて日々P(Plan) - D(Do) - C(Check) - A(Action)しているか、また、Q(Quality:品質)C(Cost : コスト) D(Delivery:納期)をコントロールしていますか?

 

□21 仕事を通じて自分自身を実現し、成長させている?/していない?

 

 「仕事」を通じて得られるのは何らかの人間的・社会的な目的の達成や価値の実現であると同時に、「仕事をする人たち(=働く人たち)の人間的・社会的な自己実現」であり、それに向けた「人間的・社会的な自己成長」であるはずです。

 

<参考コラム等>

仕事の仕方のAtoZ

仕事の速さ

仕事とその対象への「愛」

伝わるコミュニケーション

メールのルール

仕事そのものに動機付ける

正確・迅速・丁寧に仕事する

仕事はコミュニケーション

仕事はイマジネーション

頭を使い、足を使い、気を使う 

仕事は作業ではない

仕事をする上で一番大切なこと