QCD_品質・コスト・納期

1.仕事の基本は「品質・納期・コスト」

 

 個々人の視点で見れば、仕事の基本は、既述(Just on Timeの稿)の通り「正確・迅速・丁寧」です。仕事は「正確」でなければ意味がなく、「迅速」でなければ役立たず「丁寧」でなければ価値を生じません。

 

 これとほぼ共通し、対応しますが、企業経営の視点や仕事の管理の観点で見れば、そのポイントは「品質・納期・コスト」です。品質を保証し、コストを抑え、納期を守らなければ「仕事」として通用しません。

 

2.自分の仕事の品質Qualityを保証すること

 

 不注意やチェックの甘さが原因で品質の悪い(欠陥や誤りのある)仕事をすると、仕事の目的自体を達せず、やり直しで結局はコストが膨れ上がり、納期も守れなくなってしまいます。

 

 また、相手への配慮や丁寧を欠く仕事をすると、相手が再び仕事の機会を与えてくれないかも知れず、プロフィット(仕事を通じて実現される価値)が低い割にはコスト(ヒト・モノ・カネ・情報・時間)の高い(コスト割れ)の結果となります。

 

 3.自分の仕事のプロフィットProfit とコストCostを管理すること

 

 どんな仕事(誰の仕事)にもプロフィットProfit(仕事を通じて達成される目的や実現される価値)とコストCost(そのために投じられ、費やされるヒト・モノ・カネ・情報・時間などの資源)があります。最小のコストで最大のプロフィットを得るのが経済原則です。

 

 少なくとも企業経営の視点や仕事の管理の観点で見れば、プロフィットがコストを上回る仕事でなければ存続さえ許されないはずですが、自分の仕事を「労務に服して賃金を得る」と考える視点からは、そうは思えないのかも知れません。

 

 企業を構成する個々人の仕事についても、何がプロフィットProfit(個々人の仕が生み出す価値)であり、何がコストCost(その仕事のために費やされる資源)であるかを意識することは必要であると思います。

 

 仕事とは、単に「労務に服して賃金を得る」ことではなく、二度と戻らない「労力や時間」というコストを費やして人間的・社会的な目的の達成や価値の実現、およびそれを通じた成長というプロフィットを得ることであるという意味において。

 

4.仕事の納期Delivery

 

 どんな仕事にも「納期」があります。単にこれを順守するだけではなく、適正な「品質」と「コスト」をともに実現することが必要です。いつも「納期」に追われるような仕事ぶりでは、結局コストは嵩み、品質も保証の限りではなくなるでしょう。

 

 約定の「納期」に先んじれば付加価値を生み、逆に遅れればペナルティーを課されるのがビジネスの常識です。普段から仕事への備えを怠らず、プロアクティブで計画的な仕事を習慣化し、「納期」に余裕を持って対応できる体質や習慣が必要です。